2019-06-09

すみれ色の午後

コンサート「すみれ色の午後」無事終了いたしました。超満員のお客様に感謝。春への憧れ、ト調のメヌエット、御身を愛す、アヴェ・マリア、鱒、トロイメライ…etc. クラシック名曲アルバムみたいなプログラムになりました(笑)。タイトルの「すみれ色」は、もちろんヴィオラにかけて。歌詞にすみれが登場する曲を、たくさん演奏しました。


ソプラノの黒田なるみさんは、ドイツ歌曲(リート)の専門家。清潔で美しい歌声に、お客様もひととき雨を忘れて下さったと思います。また、皆様と「野ばら」をドイツ語で歌ってみようコーナーも、おおいに盛り上がりました。黒田さんによるドイツ語発音指導も面白く、皆様口の形を工夫しながら、ウムラウトに挑戦していらっしゃいました。


そして岡さおりさんのヴィオラの深い音と長いフレーズ、さらに女神のような立ち姿に、うっとり! ヴィオラという楽器は、オーケストラや室内楽での「縁の下の力持ち」的な役割を担うので、単独で演奏する機会はなかなかありません。初めてソロを聞いたというお客様も大勢いらっしゃいました。バッハの無伴奏チェロ組曲3番のブーレ、素敵でした!

今回はサプライズ企画で、ソプラノの駒井ゆり子さんが、なんとピアノを弾いてくれました! シューマンの歌曲を2曲。「もう春だ!」と「私のバラ」でした。さすが歌い手さん同士ならではの素晴らしいアンサンブルで、聞いていて涙が出そうになりました。



最後には、日本の歌を皆様と歌って、楽しくお開きとなりました。名曲には、やはり名曲といわれる理由があるんだなあ、とつくづく感じました。また勉強したいと思います!

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