3月5日、「ヴィオラと歌おう!~
懐かしい日本のメロディー」を開催いたしました。ご来場くださった皆様、どうもありがとうございました! ヴィオラ・岡さおりさんの音色に、ひたすらうっとりする2時間でした。ピンチ・ヒッターでご登場くださった小川聡さんのトランペットは、朗々として爽快。前代未聞の編成ですが、素晴らしいご夫婦共演でした。
前半は「故郷を離るる歌」に始まり、「箱根八里」「野菊」「宵待草」など、人気の日本のメロディーが目白押し。曲名当てクイズでは、みなさん「聞いたことはあるけどタイトルがわからない」という曲もありました。メロディはハミングできるぐらい覚えているのに、歌詞は出てこない・・・という感じでいらしたようですね。曲名を申し上げたら「あーーー!」というため息が聞こえました(笑)。
今回はヴィオラのソロとして、クラシックの作品を1曲だけプログラムに入れました。グラズノフの「エレジー」という曲で、もともとヴィオラ・ソロのために書かれた珍しい作品です。岡さんの熱演に、涙を流していらっしゃるお客様が何人も。ヴィオラは、オーケストラでも弦楽四重奏でも、主に「内声」を担当するため、なかなかスポットライトの当たらない楽器ですが、岡さんの素晴らしい演奏で、「ヴィオラってステキ!!」と言ってくださる方が大勢いらして、嬉しかったです。
後半の「うたごえ」の部では、スタッフの声楽科学生さんたちがドレスに着替えて舞台に。ヴィオラのオブリガート付きで、満場のお客様とご一緒に、春の唱歌・童謡を歌いました。会場中の全員が、笑顔でいっぱい。大きな声で、気持ちよく歌ってくださいました。特に男性の方々が本当に楽しそうに歌っていらっしゃるお顔を拝見して、こちらが幸せな気持ちになりました。