2010-04-19

二人だけの唄

4月17日、カワイ表参道で、加藤邦宏作品演奏会7回「二人だけの唄」が行われました。今回は詩人・半野史の生涯を追いながら、歌曲と合唱の作品をお聴きいただきました。前半は、フルート(西田紀子さん)や、ヴァイオリン(松村一郎さん)、チェロ(中村潤さん)のオブリガートの入った歌曲を、ソプラノ・駒井ゆり子さんが、とても自然な表現で、のびやかに歌って下さいました。仲田淳也さんの繊細なピアノが、美しい雰囲気を作っていました。

後半は、楽器によるトリオと、今回の演奏会のために結成された10人のアマチュア女声合唱団「コール・フミ」による合唱曲。メゾソプラノの背戸裕子さんの指導のもと、半年間練習してきた成果を発揮! 一人一人が、ことばを大切に歌っていました。お客様からあたたかい拍手をいただき、最後は出演者皆で今回のテーマである「二人だけの唄」を演奏しました。

お客様からは、「二人の女性の関係を想いつつ聴くうたは、胸に迫るものがありました」「ほろ苦い学生の頃の恋と挫折など、共感できました」「夢を持った人の心の琴線に触れた気がしました」といったコメントをいただきました。 私も何度か思わずぐっときてしまい、涙をこらえました。

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