2010-10-30

懐かしいあの日の歌

10月30日、八王子のいちょうホール小ホールで「懐かしいあの日の歌 -山口佳子 唱歌・童謡を歌う」というコンサートを行いました。 台風による大雨にも関わらず、本当に大勢のお客様においでいただきました。どうもありがとうございました。
前半は「椰子の実」や「赤とんぼ」などいわゆる「王道」の日本の歌から、ポピユラーの懐メロまで幅広い曲目が演奏されました。左上は、なんと「水色のワルツ」を演奏中の写真。しっとりと上品で、とても素敵でした。
後半は季節の唱歌を、お客様と一緒に歌いました。佳子さんが軽く呼吸のコツを伝授すると、お客様の良い声が会場にふわーっと広がりました。ピアノ四重奏の伴奏がやさしく響き、気持ち良い歌声にあふれた時間になりました。
八王子web新聞がコンサートの様子を記事にしてださいました。

2010-10-20

22世紀の予言 アニメーション 上映会

11月21日午前10時30分より、サイエンスアゴラ2010内のイベントとして、「22世紀の予言アイデア・コンクール」受賞作品のアニメ上映会が行われます。コンクールに入賞した8つの作文を日大芸術学部生がアニメーション化しています。絵コンテを見ただけで思わずジーンとしてしまうものもあり、作品の完成が本当に楽しみです。場所は日本科学未来館の会議室2(7階)。アゴラ内の他のイベントもとても楽しいです。ぜひお出かけくださいませ。

2010-10-12

「優しき歌」の物語

10月9日、カワイ表参道で、加藤邦宏作品演奏会7回「優しき歌の物語」を行いました。演奏されたのは、立原道造の詩による歌曲。それも大変珍しい7重奏による室内楽伴奏です。お一人お一人が素晴らしい演奏家で、舞台は本当に豪華でした。ソプラノ・駒井ゆり子さんが、美しい日本語と豊かな声を聞かせてくださいました。

今回は、道造の周りにいた人々が道造について書いた文章や、詩人自身の手紙を、朗読でご紹介しながら会を進めました。道造や、その恋人アサイのやさしい言葉を聴いて、私は司会をしながら、思わず涙。朗読してくださった福地きょうこさんは「私は家で練習しながらさんざん泣きました」と、こっそり教えてくださいました。

お客様からいただいたコメントをいくつかご紹介します。「いつのまにか詩の世界に入り込こんでしまいました。」「全部で一曲のようでした。音楽が自然に心に染みこんできた気が致します。」「曲は勿論のこと、バック演奏の重厚な響きやステキな朗読に、うっとり聞き入ってしまい、ロマンチックな気分に浸るひとときでした。」

自然を感じ、愛を想い、道造の純粋な言葉の世界を音楽とともに旅した一夜。ちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが、最終曲の「夢みたものは」を聴きながら、生きていて良かったと、心から思いました。